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AVは男目線の都合のいいセックスだらけ!お手本にすると女性を傷つけ、性病リスクも高まります
大学2年生の沙樹さん(仮名)は、付き合って半年となる彼氏と初めてのセックスを経験をしました。初めてで全身に力が入っていたのか、彼のペニスを受け入れるときの痛みは、本などで見聞きしていた以上でしたが、大好きな彼氏と結ばれるという感動の方が強かったそうです。しかし、彼氏は絶頂期を迎えると同時にペニスを膣から引き抜いて、彼女の顔を片手で抑えながら、「顔射」をしたのです。
彼女は顔に射精する性行為があること自体は知っていましたが、「顔射=男性が女性に対する支配欲を満たすもの」と解釈していたので、まさか自分の彼氏との初体験でこんなことをされるとは全く想像しておらず、凄いショックを受けたとのこと。
若い男性の約50%は、AVをセックスのお手本にしていると言われており、多くの作品で登場する「顔射」や「アナルセックス(肛門性交)」、女性にとって苦痛な体位などを真似てしまうのは無理のないことかもしれません。
しかし、AVは一部の作品を除いて完全に「男目線」で制作されています。つまり、女性の気持ちを無視して、「こういう行為をしたい」、「女性にはこうあってほしい」という願望に沿ってストーリーが作られているのです。例えば、顔射をされた女性の多くは恍惚とした表情を浮かべていますが、顔に出されて気持ちいいと思う女性はごく少数です。
また、「強引に押し倒せば、女性は本心で喜んでいる」、「最初は抵抗しても、最後は自分から進んで男性を受け入れる」と受け取られかねないストーリーの作品も多く、そのまま鵜呑みしてしまう男性も少なくないのです。
ある調査では、AVで描写されているセックスを模倣した場合の女性の性病感染率は、そうでない場合に比べて6倍も上昇するという結果が出ています。
現在では10代〜30代までの一般カップルでも日常的に行われるようになったフェラチオも始まりはAVの世界でした。ペニスと喉の粘膜が直接触れ合うフェラチオは、クラミジアや淋病の感染リスクが高く、男性が感染している場合は女性の喉に、あるいは女性の喉に感染している場合は男性のペニスに病気を移してしまいます。
2010年以降都市部を中心に感染者数が毎年最高を記録している梅毒もフェラでの感染が増加の一因にあると言われています。そのほか喉への感染リスクが懸念される行為としては、69(シックスナイン)やクンニが挙げられます。
スマタはペニスの挿入はないものの、性器付近の接触時間が長いため、男女双方にクラミジアや淋病、性器ヘルペス(水ぶくれ)、尖圭コンジローマ(イボ)、梅毒などの感染リスクがあります。
顔面騎乗やクンニ、アナル舐めも、唇と性器・肛門付近が直接接触するため、ヘルペスや尖圭コンジローマ、梅毒、赤痢アメーバ(激しい腹痛と下痢が特徴)に感染する可能性があります。
顔射は男性がクラミジアに感染していると、射精の際に精液が女性の目に入って目の粘膜から感染(クラミジア結膜炎)する恐れがあります。ドロッとした粘り気のある目ヤニ、目の充血は危険サインです。
アナルセックスはあらゆる性病の感染リスクが高い特に危険な行為です。これは肛門は粘膜が傷ついて出血しやすいうえ、肛門の括約筋(かつやくきん)と呼ばれる筋肉が射精後の精液を抱き込むように長時間肛門内にとどめてしまうためです。
またAV作品のなかにはアダルトグッズを使用するシーンも多く収録されていますが、これらの使用も女性の性器を傷つけて性病の感染率を高めます。
女性は性的に興奮すると膣口の左右にあるバルトリン腺からバルトリン腺液が分泌されます。これは膣に潤いを与えることで、男性のペニスの挿入を滑らかにして、女性の性器が傷つかないようにする役割を担っています。
しかし、男性が女性の合意なしに強引にセックスをしようとした場合、バルトリン腺液は分泌されないので、ペニスを挿入する際に性器が傷ついて出血し、性病の感染リスクを高めることになります。
AVや成人向け雑誌などの性描写は、現実と相容れないばかりでなく、女性の視点から見ると単なる暴力行為としか受け取ることのできないものが多く含まれていること、セックスのお手本にするには不向きな作品が大半であることを男性は是非知っておいてほしいと思います。
セックスのお手本にするなら、ベストセラー「スローセックス」シリーズが有名なアダム徳永氏の本などがお勧めです。自分が喜びを見出す前にまず彼女に喜んでもらう、「思いやりのあるセックス」の具体例がこと細かく解説されています。女性読者の評価も高く、彼氏へのプレゼントにもピッタリではないでしょうか。
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